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2019年6月26日水曜日

非侵襲血糖レベル測定器について考える-最終回

  旦
(・ω・) 〉
こんにちは。すぱ郎です。
 
「非侵襲血糖レベル測定器について考える」の最終回です。


--------------------------- 
今回の顛末
---------------------------
 
 
今回は豚ロース250g(脂身なし)
(・ω・)さあ頑張りましょう♪
 
 
(・ω・).....
(・ω・)え、意味ですか?
うどんに続き
何故、似た様な実験を2度行うか?
 
奥さんに?
ワタシが?
イジワル?
(・ω・)〉
いいえ、違いますよ。
 
それは
今回の確認のポイント2
 
食事誘発性熱産生との相関関係
の確認の為なのです。
 
食事をした後、安静にしていても代謝量が増大する生体反応「食事誘発性熱産生」。
 
実は「食事誘発性熱産生」には面白い特徴があります。
それは
「栄養素の種類によってエネルギーの消費率が違う」と言う事です。
 
たんぱく質を摂取したときは
摂取エネルギーの約30%
糖質のみの場合は約6% 


という差があるのです。


前回の糖質摂取量は約58g。
(タンパク質約6g)
 
今回の豚ロース肉のタンパク質は約57g
(糖質は1g)


ほぼ同量。
 
つまり、もしこれでお肉の方でも数値が上がった場合は「caboc値とは糖質のみの数値に非ず」という可能性が強まります。
 
加えてお肉の方の数値が高かったりしたら、この数値は「食事誘発性熱産生」の可能性が更に高まるという訳なのです。
   
どちらにしても、とんでもない高感度のセンサーの証明という事になりますがね。 


 
(゚∀゚)ノさあ
理屈はともかく  
今回最後の計測です! 


(・ω・) 
(・ω・) 
(・ω・) 

約3時間後
さっそく
 
(゚∀゚)ノ結果発表!
 


(・ω・)....
血糖値は大きな反応なし。
これは過去の計測
ウシー食ったあと、グルカゴンの悲報ー後編
 

とほぼ同じ。
あの時は牛でしたが、一瞬アドレナリンが出たらしく数値が下がる傾向もそっくりです。
この計測値は信頼してもよいな。
 
それではこれに
(゚∀゚)ノ
「caboc値」を追加 

 

〈(・ω・)〉うおおお。
 
すごい、衝撃の結果。
完全にcaboc値が反応している。
もちろんタンパク質摂取によるグルカゴン分泌により血糖は一瞬上がっているはずで、それをインスリンが同時に抑えているのですが、そんなやり取りとは一切関係ない感じで、素直に何かに反応してる感じ。
 


まずこれで言える事は

「糖質を摂れば上がり  糖質を摂らなければ上がらない」





 
というプレスリリースの記載は、糖質を摂らなくても上がる事から「一概に言えない」と言って良いでしょうね。


さらに懸案の「caboc値」比較

お肉高い。
数値は20 caboc値 程しか違いませんが、ややお肉の数値が高い。
1回きりの計測では正確な事言えませんけど、前述の理由からこれは「食事誘発性熱産生」の可能性がありますよ。
  
記録を並べてみます。

 
(・ω・)ううむ。
一言で言って糖質だけとの関連性は、思ったより薄いのではないかという結果です。
 
タンパク質でも血糖値が上がってしまうワタシ、そして糖質を多く摂れないワタシでは、ここまでハッキリした差は出なかったな。
 
これはやはり
「細胞の熱代謝反応」のバイタルサインのモニターと感じます。
 

とすると、ワタシの記録。
 
この解釈で見直すと、
 
「食事をする事で、ワタシの細胞がザワザワと一瞬活性したが、その後、熱代謝活動はお休みし、血中にはインスリンの出番を待つ血糖だけが長時間体内をグルグル回っている」
 
というちょっと怖い見方ができます。
 
------------------------
 
ここまでで
caboc君についての結論

 
cabocは
アスリートやスポーツマンなど、代謝が活発な人が「運動による細胞の状態」を確認したり、栄養補給時などの「生体の代謝反応」のタイミングを測る為の超優秀なセンサーを搭載した近未来のIotデバイス


て感じでしょうか。
(・ω・)
 
でも
本格的に血糖値を意識した非侵襲デバイスは、開発が進んでいると言われる「KETTO(ケットー)」をはじめ、
 
高輝度中赤外レーザーを使用した、新機軸の非侵襲リアルタイム血糖値センサー
 
貼るだけで数時間血糖値を測定できるパッチ
 
など新技術を応用した後続もバンバン続いており「非侵襲血糖値センサー」まだまだこれからの分野といえそうです。

いやー奥さんのおかげで色々分かったよ。
本当にありがと。


(・ω・)〉それでは。
 
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2019年6月25日火曜日

非侵襲血糖レベル測定器について考える3

  旦
(・ω・) 〉
こんにちは。すぱ郎です。
 
「非侵襲血糖レベル測定器について考える」の3です。
caboc 
今のところ、個人レベルで買える非侵襲の血糖がらみの計測を唱う製品はこれしかありません。
 
血糖値ではありませんが。
 
でも血糖がらみとなれば、血糖値が気になる糖尿病患者であれば、やはり気になる商品caboc
 
ワタシの計測で「血糖値が高い時間にcabocの血糖レベルに反応がない場合があるという事案」につきまして、今回、検証のために健常者の参加をお願いいたしました。
 
ヽ(゚∀゚)ノスペシャルゲスト
 
うちの奥さん(健常者)
 
「前も1度、協力してもらいましたが
今回2度(・ω・) 参加していただけますか?」
「やりましょう」
 
(・ω・)おおおお。
何という頼もしいお言葉。  
それでは気持ちが変わらないうちに早速計測です。

--------------------------- 
過去の奥さんの協力
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今回の確認のポイントは2つ
 
1.血糖値との相関関係
2.食事誘発性熱産生との相関関係
です。

「血糖値との相関関係」
とりあえず両方を同時間に計測し、比較する事でOK。

食事誘発性熱産生との相関関係
「食事誘発性熱産生」とは食事をした後、安静にしていても代謝量が増大する生体反応。
つまり細胞でのブドウ糖の熱代謝が増大するタイミングがあるのでcabocがその反応を拾っているか、その確認です。
 
ちなみに
人体の「血中のブドウ糖が酸化するときに発する代謝熱」が発生するルートは複数あります。食事誘発性熱産生」はその1つです。
------------------
  
まず、食べてもらう食事はこれです。
 
(゚∀゚)ノ The U★DON

素うどんです。麺の量は250g。
1.3人前くらいでしょうか。
 
鰹ダシにお醤油と味醂を軽く加えております。糖質はツユ込みでおよそ58g。糖尿病のワタシならこれで【現在値+170mg/dL】を越えるでしょうねw..... 笑えませんね。
 
ウドンの横には血糖測定器+caboc
記録用のノートと鉛筆。
準備は(・ω・)=3バッチリです。
  
それでは計測を開始しましょう。 
 


約3時間後
さっそく
 
(゚∀゚)ノ結果発表!
(・ω・)おおお。
うどん1杯で170mg/dL越え。
 
健常者は、およそ糖質1gにつき+1mg/dL上がると言われている通りの結果とはいえ、健常者も、このようなスパイク状態になるのです。
 
これは健常者の方も糖質控えめに暮らした方が血管の健康には良いと思いますね。
 
いやー勉強になった。
 
(・ω・)〉あ、じゃなかった。
次に
caboc値を追加した表を添付します。
こっちがメインだ。
 
 
(゚∀゚)ノcaboc値を追加
 
caboc値を追加しました(青色)
下は体温の推移。
  
奥さんの追加インスリンがワタシのそれより素早く効果的に働いて3時間後に血糖値の方も収束しましたが(ウラヤマシス)、
反応はcaboc値の方が早い。そして収束も早い。2時間も早い。
 
あと、念のために体温も測定してもらいましたが、こちらは暖かいうどんを食べても大きな変化はありませんでした。
 
ここから言える事
 
1.血糖値との相関関係
 時間的な差異はあるが、ありそう
 
2.食事誘発性熱産生との相関関係
 この表だけでは、よく解らない
 
こんな感じでしょうか。
 

「糖質をれば上がる」
 
というプレスリリースの記載は、この記録を見ると一応クリアしていると言って良いですね。
  
(・ω・)..
(・ω・)....
 

翌日。
 
(・ω・)奥さん。
(・ω・)奥さん。
 
(・ω・)さあ、計測のお時間ですよ。

(・ω・)ほら昨日言ったじゃないですか。
 

 
(・ω・)〉ありゃ、どうしたの。
気分乗らないの?
 
(・ω・)さあ頑張りましょう。
今日はね、コレ。
 
(゚∀゚)ノ 豚ロース250g!
 
「やってやろうじゃないの!」 

ああ、良かった。
 
 
(゚∀゚)ノさあ
 
今回最後の計測です! 
 

 
さらに(・ω・)〉明日に続く。
 
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2019年6月24日月曜日

非侵襲血糖レベル測定器について考える2

  旦
(・ω・) 〉
こんにちは。すぱ郎です。

書きかけていた
「非侵襲血糖レベル測定器について考える」の続きです。
 
念のため再度書きますが、「caboc」が測るのはあくまで血糖値ではないですよ。血糖レベルという会社独自の指標です。
 
今のところ、個人が買える非侵襲の血糖がらみの製品はこれしかありません。血糖値が気になる糖尿病患者であれば、やはり気になる商品なのです。
 
しかし全然情報が無い。
 
ですので
敢えて、どこが同じでどこが違うのか?を個人的に考えてみようという訳です。
------------------
  
現状の血液で測る簡易測定器と比較したいので
まず簡単に説明します。
  
血糖値を測るものは、現在の血糖自己測定器(GOD・過酸化水素電極法)に代表される、血液から血糖値を測る方法があります。
これは血液を採取するためにランセット針で体を傷つける必要があります。
 
ところがこれが痛くて面倒。
痛くて面倒。
痛くて面倒。(3度いう)
未だに苦手。(まだいう?)
 
もっと敷居を低くした方法で簡単に安全に血糖値を測れないか、もっと敷居を低くして、血糖値のコントロールを容易にできないか?
これが非侵襲(刺さない)の測定器の開発の動機となっています。
 
涙液による測定
高周波電波による測定
・赤外線の照射による測定
 
 
と現在、様々な方法でアプローチが進んでおります。
 
それから
侵襲(刺す)タイプですけど、 

皮膚の下の細胞間リンパ液でブドウ糖濃度を計測 
 
で長期間、連続計測が可能な「リブレ」「iPro2ガーディアンコネクトも血液を使わずに血糖値の測定をする技術ですね。
 
どれも直接の血糖値ではありませんが、血糖値と相関関係にあると思われる体の反応を外部から容易に確認する為のアプローチです。
(すでに開発を断念した方法もあります)
 
 今の時点で、完全な血糖値を測れる非侵襲(刺さない)測定器が販売されていない現実を考えると、一言で言って大変難しい技術なんだといえます。
 
だからこの「caboc」のような製品の動向はとっても注目されているのだと思います。
 

(・ω・)はい。
 
それでは
あくまで血糖値ではなく、血糖レベルという会社独自の指標を掲げる「caboc」はどういうものなのでしょう。
(血糖値ではないですよ。血糖レベル
 
「caboc」は
MHC(Metabolic Heat Confirmation)応用独自方式】を使っています。
 
これは血中のブドウ糖が酸化するときに発する代謝熱と血中酸素飽和濃度、血流速度等のバランスを複数のセンサーで計測して独自に開発したアルゴリズムによって血糖レベルを算出している技術なのです。

(・ω・)アルゴリ....エネゴリ?....
シロウトには全くわかりませんが、スゴイ技術です。
まず難解な所がカッコイイ。
 
複数のセンサーからのアプローチ
みんなで協力で結果を出すという胸熱仕様。
 
ぶっちゃけこれもまた
血糖値と相関関係にある体の反応を利用して計測しているものと思われます。

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さて
この技術で計測した
前回のワタシの表を再掲
 
そして別の日の記録

(・ω・)うーん。
 
数値の差自体は大した問題ではありません。
そもそもcaboccaboc値。
血糖値ではないのですから。
 
でも問題は山の形。血液による血糖値が高い時間にcabocの血糖レベルに反応がない場合があるという事です。
 

過去のプレスリリース等記事では

「食事等により体内に取り込まれた糖質がどのように増減していくかを、簡単に把握できます」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000013154.html
 
「cabocの上がり方が急であればあるほど、体に糖質を多く取り込んでいることになります。
例えば「カツカレー」を食べたあとなんかはcabocがガツーンと上がりますね。」
 
「例えば、よく食事をするときにサラダから食べようと言われますよね。これを実践して測定すると、cabocが上がりにくくなります。」
 
「お酒でいうと糖質の多いビールを飲みながら測るとcabocが上がりますが、糖質の少ない焼酎では全然cabocが上がりません。」
http://www.appbank.net/2017/05/31/iphone-application/1351275.php
 

という記述があります。
これはまるで「血糖レベル」とは「血糖値」の表現とよく似てる。
 
糖質をれば上がり
糖質を摂らなければ上がらない 

ならある程度、数値のカーブは連動してても良いはずです。
 
ここから、想像してみます。
 
caboc値のメインデータ項目は先述の血中のブドウ糖が酸化するときに発する代謝熱です。
 
つまり酸化系のエネルギー代謝熱」です。
 
てことは環境適応性熱産生に使われる
「食事誘発性熱産生」が含まれてる可能性があるのでは。
 
超簡単に言うと
「食事した時、体ポカポカしてくる反応」
血糖値と相関関係にある体の反応として数値の材料としているのではないか?
と思われる訳です。
 
(・ω・)ワタシ....
大丈夫でしょうか?
 
でも
このままでは計測自体にどういう意味があるのか解らない。
炭水化物による血糖値の上昇開始時間が、他の人より遅いワタシだけの現象なのか?
ワタシは他人よりポカポカしない人なのか。
 
比較しようにも
ネット上にはカボックの計測データ自体が皆無。
(高価な計測器だからだろうか)
 
検討する為に、
比較用の別のデータが必要です。
 
(・ω・) 
別のデータが必要です。
(・ω・)
別の人のデータが必要なのです。
 
(・ω・)..... 

 
(・ω・)=3
ここで満を持して 
 
ヽ(゚∀゚)ノスペシャルゲスト
 
うちの〜奥さ~ん(健常者)

さあ、またもや奥さんの協力を求める結果となってしまいました。
  
何が怖いって
後が怖いと噂の、奥さんの計測参戦。
 
果たしてどのようなギャランティが発生するのか。
これ以上頭が上がらなくなる状態は避けたいところだが 健常者、奥さんの計測をもってこの疑問に終止符を打つ。
 
どうなるのか?
どうもならないのか?
 
(・ω・)明日に続く。
 
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