皆様ご健勝でいらっしゃいますか。
最近、何故か朝から血糖値が高い日が続くもので、糖質の低いものを食べても、血糖値が上がってるんだか、下がってるんだか、訳が解らず少々計測が難儀しております。
(・ω・)
「暁現象」ですかね〜。
これは起床直前に体が活動の準備をする為に、様々なホルモンを分泌して糖新生させ、体内に糖エネルギーを溜めている状態と言われています。
主な原因は糖質ではなく「グルカゴン」を始めとするホルモンだそうです。
〈(・ω・)〉
「何だコラ、グルカゴンこのやろう」
とツービート風に怒ってみたところで、寝ている時の事ですから、糖質制限戦法ではどうしようもありません。
怒ってもアドレナリンが出て血糖値を更に上げるだけですからね。
でも朝から【150mg/dL】を越える日が続くのはあまり気持ちが良いとはいえませんので、これが常態化するようなら、いずれ何か手を打たなくてはなりません。
糖尿病患者は何かにつけ血糖値が上がりやすいから。
気をつけなくちゃ。
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あ、
(・ω・)〉そういえば
前々から不思議だったんですけど、
「何で糖尿病患者は血糖値が健常者の3倍上がるのか」
というのがあります。
「そりゃあなた、糖尿病患者は膵臓が弱ってインスリンが出ないからですよ。効かないから上がっちゃうんですよ。」
という説明はネットで読んだのですが、果たしてそれだけなのか?
糖質摂取のみならず、タンパク質でも程よく上がると自らの計測で確信した今となっては、単にそれだけが理由とは思えなくなってきました。
だってその記事には「タンパク質でも上がります」とは一文字も書いて無かったから、なおさらです。
だって、3倍ですよ?
ワタシの膵臓のβ細胞が結構死んじゃって、インスリン出ないのは仕方ないにしても、
健常者の方々はいつも3倍出してるの?インスリン。
そっちの方が逆に血管に悪くない?
(・ω・)〉
そんなとき、こんな記事を拝見しました。
ワタシの中では【英知の殿堂】カテに並んでおられる賢者の一人、ホリデー様の記事
(°∀°)/これです。
(°∀°)=3 ムハー
KO★U★FU★N
「インスリンの欠乏状態」よりも「グルカゴンの過剰状態」の方が糖尿病にとって問題ではないか
という内容です。
これは超絶面白い視点です。
膵臓には
α細胞から分泌されるグルカゴン
β細胞から分泌されるインスリン
があり(他にもあります)
グルカゴンからは糖新生の亢進、インスリンからは血糖値抑制の相反する作用をもつホルモンを、それぞれバランスよく分泌しています。
食物を食べると結果として血中に糖質(グルコース)が増え、血糖値が上がりますが、これは糖質を含まないタンパク質を食べても起こります。
アミノ酸等が直接α細胞を刺激して、
グルカゴンを分泌するからです。
普通、血中に糖質が増えるとグルカゴンの分泌は止まり、糖新生はそれ以上行われなくなります。
が、このとき糖尿病患者は
グルカゴンが過剰に分泌される
と言う事なのです。
炭水化物でもグルカゴンが分泌されます。
が、これも健常者と糖尿病患者では様子が違うようで、
グルカゴン分泌の刺激作用(GIP)と抑制作用(GLP-1)では糖尿病患者の方が
GIP作用が優位(結果、過剰分泌)
してしまう。
糖尿病患者は、このような複数のグルカゴンの抑制不全がインスリンの分泌不全と合わせ、高血糖3倍の一因ではないかと思う訳です。
別にインスリンが1/3になったからでは無い様です。
とはいえ、糖質を含む各栄養素、各ホルモンによるグルカゴン分泌制御のメカニズムに関しては、超複雑で完全に証明された定説というものは無いのが現状ですし、この辺はどれも考察の域を出ません。
ただし、ホリデー様は文中でこのような感想を持たれています。
そう、これはすごい考えです。
ワタシが行っている糖質制限に限らず、様々な方が果敢に行われている様々なアプローチには、それぞれに確固たるメカニズムというものがあり、その人達に合ったそれぞれの対糖尿病へのアプローチというもの正当性が存在する可能性を強く示唆しています。
これはもう「希望」です。
今後これらの研究がさらに進められて、もっと様々な事が明らかになって行く事を強く願っています。
難しい事はわからんけど未来は明るい
みんな頑張って。ワタシも頑張る。
(°∀°)ノ゚それでは!
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