2019年6月28日金曜日

炊飯器チーズケーキを食べながら実験の追記

  旦
(・ω・) 〉
こんにちは。すぱ郎です。
 
プーカプカ師匠のレシピ
焼いてみました。
 
 
(・ω・)
糖質制限はじめてからメッキリ使用頻度の落ちた炊飯器。
玄米ご飯大好きだったワタシ専用の、3,500円で買った小さい可愛い炊飯器。
 
けっして家族受けの良くはなかった玄米ごはんを、一人美味しく食べていた思い出とともに
もう廃棄しなきゃいけないのかしら」
(-ω-) 
なんて寂しく思っていたのですが、まさか炊飯器を別な料理のための調理道具に使うなんて、誰が思いついたのか分かりませんが糖質制限の数少ない弊害を抑えてくれる、素晴らしい応用ですね。

で、
やってみたのです。

まあ、なんです。 
小さい炊飯器だったから火力が弱かったのかしら。
パフの様な肌合い。

思わず頬をすりすりしたくなる様な、実に微妙な焼き加減です。
火は通ってますw
前回紹介した「自作豆乳ヨーグルト」を混ぜて作りました。
 
あれは、ヨーグルトとして食べるには少しクセがあるけど、こう云う時便利かもですね。
 
豆乳の糖質は約2.9%
牛乳の糖質は約4.8%

僅かですけど糖質は普通のヨーグルトより低いかもしれません。
 
前日に焼いておいたものを冷やして、
朝から優雅に一切れ頂くのですw
 
膨らみ抑えめの(失敗をフォロー)優しいプレーン味です。

豆乳があっさりだから、確かにもう少しチーズ的なコクはあってもいいかな。
ホイップクリーム添えるとか。想像力の方が大きく膨らみますね(フォロー失敗)
 
しかし、オーブン使わなくてもこんなケーキみたいなものが出来るなんて。素晴らしいですね。

(・ω・)モグモグ
さて、そんな優雅な朝ご飯をいただきながら、前回やった奥さん(健常者)の血糖値の計測結果について、奥さんからの申告がありましたので追記です。
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前回の顛末
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で計測をお願いした件、血糖値だけ表示してみます
 
(・ω・)同量のお肉とうどん。

やはり健常者のインスリンレベルならタンパク質程度のグルカゴンでは殆ど血糖値は上がらない様に見えると言うことを再確認しました。
 
計測中、体温など色々と身体的な変化も聞いていたのですが、1点だけ記入してませんでした。
 
「超眠い」
うどんの計測時、ちょうど血糖値が最高値に上がる頃「超眠い」という報告を受けていました。そういえば、わざわざ起こして血糖値測ってもらった記憶が。
 
翌日のお肉ではそういう事は無かったようなので「胃袋に血液が集中し、脳に血液が行かなくなったから」ではなく「うどんを食べたときに起こった現象」と考えた方がいいでしょう。
 
調べたのですが実はなんと
血糖値が極端に上がった時、脳内にもその影響が及ぶのです。
 
すると脳脊椎液中のブドウ糖濃度も上昇します。
 
そうなることで、それを感知したオレキシン作動ニューロンのスイッチがオフになり、オレキシン分泌がストップすることでたちまち眠気が襲ってくるのです。
 
オレキシンというのは、睡眠&覚醒のリズムを作り出す脳の働きに関わっている神経ペプチドの一種です。本来は狩りの時に起きている為に必要な物質。だから食事すると役目を終えて切れる。

太古に獲得した体のしくみ。
うまくしたもんですね。
 
ちなみに
夜中に食事をして、そのまますぐ寝てしまうと、オレキシンによって促されるハズの筋肉での糖の利用が抑制されてしまい、血糖がより上昇してしまうと考えられています。

そして、上昇した血糖は筋肉ではなく脂肪組織などにインスリンによって蓄えられ、肥満の原因になる可能性も考えられています。
 
そうです。食べてすぐ寝ると、
牛にならずにブ、ブ、(・ω・)ブー
 
(・ω・)えー
よくは分かりませんが、
今回の「超眠い」
まさにこの現象だった訳です。
 
このことから、
従来
食後にゴロリと横になった時
「行儀悪いわね!牛になるわよ!」
と言われたら
(・ω・)もー」
とか
(・ω・)ぶー」
とか
返していましたが
 
これからは

「オレキシンが、オレのオレキシン作動ニューロン作動しねぇんだよぉぉぉ
 
と中二病っぽく言うのが令和式ではないでしょうか。
(・ω・).....

 
(・ω・)〉えー
それでは。

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2019年6月26日水曜日

非侵襲血糖レベル測定器について考える-最終回

  旦
(・ω・) 〉
こんにちは。すぱ郎です。
 
「非侵襲血糖レベル測定器について考える」の最終回です。


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今回の顛末
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今回は豚ロース250g(脂身なし)
(・ω・)さあ頑張りましょう♪
 
 
(・ω・).....
(・ω・)え、意味ですか?
うどんに続き
何故、似た様な実験を2度行うか?
 
奥さんに?
ワタシが?
イジワル?
(・ω・)〉
いいえ、違いますよ。
 
それは
今回の確認のポイント2
 
食事誘発性熱産生との相関関係
の確認の為なのです。
 
食事をした後、安静にしていても代謝量が増大する生体反応「食事誘発性熱産生」。
 
実は「食事誘発性熱産生」には面白い特徴があります。
それは
「栄養素の種類によってエネルギーの消費率が違う」と言う事です。
 
たんぱく質を摂取したときは
摂取エネルギーの約30%
糖質のみの場合は約6% 


という差があるのです。


前回の糖質摂取量は約58g。
(タンパク質約6g)
 
今回の豚ロース肉のタンパク質は約57g
(糖質は1g)


ほぼ同量。
 
つまり、もしこれでお肉の方でも数値が上がった場合は「caboc値とは糖質のみの数値に非ず」という可能性が強まります。
 
加えてお肉の方の数値が高かったりしたら、この数値は「食事誘発性熱産生」の可能性が更に高まるという訳なのです。
   
どちらにしても、とんでもない高感度のセンサーの証明という事になりますがね。 


 
(゚∀゚)ノさあ
理屈はともかく  
今回最後の計測です! 


(・ω・) 
(・ω・) 
(・ω・) 

約3時間後
さっそく
 
(゚∀゚)ノ結果発表!
 


(・ω・)....
血糖値は大きな反応なし。
これは過去の計測
ウシー食ったあと、グルカゴンの悲報ー後編
 

とほぼ同じ。
あの時は牛でしたが、一瞬アドレナリンが出たらしく数値が下がる傾向もそっくりです。
この計測値は信頼してもよいな。
 
それではこれに
(゚∀゚)ノ
「caboc値」を追加 

 

〈(・ω・)〉うおおお。
 
すごい、衝撃の結果。
完全にcaboc値が反応している。
もちろんタンパク質摂取によるグルカゴン分泌により血糖は一瞬上がっているはずで、それをインスリンが同時に抑えているのですが、そんなやり取りとは一切関係ない感じで、素直に何かに反応してる感じ。
 


まずこれで言える事は

「糖質を摂れば上がり  糖質を摂らなければ上がらない」





 
というプレスリリースの記載は、糖質を摂らなくても上がる事から「一概に言えない」と言って良いでしょうね。


さらに懸案の「caboc値」比較

お肉高い。
数値は20 caboc値 程しか違いませんが、ややお肉の数値が高い。
1回きりの計測では正確な事言えませんけど、前述の理由からこれは「食事誘発性熱産生」の可能性がありますよ。
  
記録を並べてみます。

 
(・ω・)ううむ。
一言で言って糖質だけとの関連性は、思ったより薄いのではないかという結果です。
 
タンパク質でも血糖値が上がってしまうワタシ、そして糖質を多く摂れないワタシでは、ここまでハッキリした差は出なかったな。
 
これはやはり
「細胞の熱代謝反応」のバイタルサインのモニターと感じます。
 

とすると、ワタシの記録。
 
この解釈で見直すと、
 
「食事をする事で、ワタシの細胞がザワザワと一瞬活性したが、その後、熱代謝活動はお休みし、血中にはインスリンの出番を待つ血糖だけが長時間体内をグルグル回っている」
 
というちょっと怖い見方ができます。
 
------------------------
 
ここまでで
caboc君についての結論

 
cabocは
アスリートやスポーツマンなど、代謝が活発な人が「運動による細胞の状態」を確認したり、栄養補給時などの「生体の代謝反応」のタイミングを測る為の超優秀なセンサーを搭載した近未来のIotデバイス


て感じでしょうか。
(・ω・)
 
でも
本格的に血糖値を意識した非侵襲デバイスは、開発が進んでいると言われる「KETTO(ケットー)」をはじめ、
 
高輝度中赤外レーザーを使用した、新機軸の非侵襲リアルタイム血糖値センサー
 
貼るだけで数時間血糖値を測定できるパッチ
 
など新技術を応用した後続もバンバン続いており「非侵襲血糖値センサー」まだまだこれからの分野といえそうです。

いやー奥さんのおかげで色々分かったよ。
本当にありがと。


(・ω・)〉それでは。
 
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2019年6月25日火曜日

非侵襲血糖レベル測定器について考える3

  旦
(・ω・) 〉
こんにちは。すぱ郎です。
 
「非侵襲血糖レベル測定器について考える」の3です。
caboc 
今のところ、個人レベルで買える非侵襲の血糖がらみの計測を唱う製品はこれしかありません。
 
血糖値ではありませんが。
 
でも血糖がらみとなれば、血糖値が気になる糖尿病患者であれば、やはり気になる商品caboc
 
ワタシの計測で「血糖値が高い時間にcabocの血糖レベルに反応がない場合があるという事案」につきまして、今回、検証のために健常者の参加をお願いいたしました。
 
ヽ(゚∀゚)ノスペシャルゲスト
 
うちの奥さん(健常者)
 
「前も1度、協力してもらいましたが
今回2度(・ω・) 参加していただけますか?」
「やりましょう」
 
(・ω・)おおおお。
何という頼もしいお言葉。  
それでは気持ちが変わらないうちに早速計測です。

--------------------------- 
過去の奥さんの協力
---------------------------

今回の確認のポイントは2つ
 
1.血糖値との相関関係
2.食事誘発性熱産生との相関関係
です。

「血糖値との相関関係」
とりあえず両方を同時間に計測し、比較する事でOK。

食事誘発性熱産生との相関関係
「食事誘発性熱産生」とは食事をした後、安静にしていても代謝量が増大する生体反応。
つまり細胞でのブドウ糖の熱代謝が増大するタイミングがあるのでcabocがその反応を拾っているか、その確認です。
 
ちなみに
人体の「血中のブドウ糖が酸化するときに発する代謝熱」が発生するルートは複数あります。食事誘発性熱産生」はその1つです。
------------------
  
まず、食べてもらう食事はこれです。
 
(゚∀゚)ノ The U★DON

素うどんです。麺の量は250g。
1.3人前くらいでしょうか。
 
鰹ダシにお醤油と味醂を軽く加えております。糖質はツユ込みでおよそ58g。糖尿病のワタシならこれで【現在値+170mg/dL】を越えるでしょうねw..... 笑えませんね。
 
ウドンの横には血糖測定器+caboc
記録用のノートと鉛筆。
準備は(・ω・)=3バッチリです。
  
それでは計測を開始しましょう。 
 


約3時間後
さっそく
 
(゚∀゚)ノ結果発表!
(・ω・)おおお。
うどん1杯で170mg/dL越え。
 
健常者は、およそ糖質1gにつき+1mg/dL上がると言われている通りの結果とはいえ、健常者も、このようなスパイク状態になるのです。
 
これは健常者の方も糖質控えめに暮らした方が血管の健康には良いと思いますね。
 
いやー勉強になった。
 
(・ω・)〉あ、じゃなかった。
次に
caboc値を追加した表を添付します。
こっちがメインだ。
 
 
(゚∀゚)ノcaboc値を追加
 
caboc値を追加しました(青色)
下は体温の推移。
  
奥さんの追加インスリンがワタシのそれより素早く効果的に働いて3時間後に血糖値の方も収束しましたが(ウラヤマシス)、
反応はcaboc値の方が早い。そして収束も早い。2時間も早い。
 
あと、念のために体温も測定してもらいましたが、こちらは暖かいうどんを食べても大きな変化はありませんでした。
 
ここから言える事
 
1.血糖値との相関関係
 時間的な差異はあるが、ありそう
 
2.食事誘発性熱産生との相関関係
 この表だけでは、よく解らない
 
こんな感じでしょうか。
 

「糖質をれば上がる」
 
というプレスリリースの記載は、この記録を見ると一応クリアしていると言って良いですね。
  
(・ω・)..
(・ω・)....
 

翌日。
 
(・ω・)奥さん。
(・ω・)奥さん。
 
(・ω・)さあ、計測のお時間ですよ。

(・ω・)ほら昨日言ったじゃないですか。
 

 
(・ω・)〉ありゃ、どうしたの。
気分乗らないの?
 
(・ω・)さあ頑張りましょう。
今日はね、コレ。
 
(゚∀゚)ノ 豚ロース250g!
 
「やってやろうじゃないの!」 

ああ、良かった。
 
 
(゚∀゚)ノさあ
 
今回最後の計測です! 
 

 
さらに(・ω・)〉明日に続く。
 
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