2021年6月12日土曜日

【インスリン】から思う事-202106

   旦
(・ω・) 〉こんにちは。
 
なんかねー
合併症(両足)の具合が悪くて夕方6時頃から寝てたのね。
そしたら案の定、夜中1時に目が覚めちゃって。

最近歳のせいか一度目が覚めると寝られなくて、夜中の1時から
(ω)こんなのですよ。

(ω)>こんなの。
 

さて話は変わりますが
#うん。それがいいと思うよ
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病気柄、インスリンのアレコレ調べていて、ちょっと思った事を書き留めたいと思います。


調べますとね。
 
インスリン
インスリンは血糖を下げる働きのあるホルモン。糖の代謝を調節し、血糖値を一定に保つ働きを持つ。すい臓のベータ細胞で作られます。
 
いわゆる
「血糖抑制ホルモン」
です。

糖尿病界隈ではよく知られるホルモンですね。
コレが効かなくなったり、量が減ったりして困ってるのが私ら糖尿病患者さん。
また、ダイエット業界では

インスリン
インスリンは血液中のブドウ糖を筋肉などに取り込ませ、筋肉の動きを助けますが、筋肉が動かない(運動しない)と、脂肪組織に脂としてエネルギーの貯蓄を働きかけ、さらに分解を抑制します。

「肥満ホルモン」などの愛称で呼ばれて親しまれて(?)います。
 
1型糖尿病、2型糖尿病、ダイエット
それぞれがそれぞれのアプローチでインスリンをコントロールする事がポイントとなっています。
 
このホルモンが無ければ生死に関わります。
この重要な内分泌系の情報伝達物質。

インスリン
では、この生死に関わる大事なホルモンが
何故2つの機能を合わせもっているのか?

(ω)
という事です。
#どんどん目が冴える

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ワタシは常々、 

身体の機能には無駄などなく、全て合理的な理由がある
などと考えておりますので、コレにも理由があるのだろうなと思っていました。
 
最近学んだ前提として 

  • 人間のエネルギーはグルコース優先
  • グルコースが不足するとケトン体を生成
  • 人間の体は肝臓に糖新生(グルコース生成)を起こさせるホルモンが幾つもある。(詳しくはカタカナ多くなるのでサラッと流す)
  • それなのにグルコース抑制はインスリンのみ
  • 血糖抑制と脂肪を蓄える機能

 
目覚め時、感情、身体的危機に対して素早く対応すべく、様々な臓器からの信号により、まず押しがけの活動エネルギーを得る機能
コレが→
糖新生

膵α細胞のグルカゴンで糖新生を促しながら、膵α細胞で高血糖にならないよう常にバランスをとり、それ以上生体に不必要な糖質が出た場合、膵β細胞で、いち早く体内に貯蓄するインスリンを出す
コレが→
膵臓
 
グルコースが無くなった場合は、脂肪を分解して作ったエネルギーで生命を維持するモードになる。
コレが→ケトン体


コレらの前提が全て満たされた上で
想像されるのは
「厳しい飢えへの対応」

です。

人間が猿から別れたのが600万年前~700万年前。農業を行うようになったのは今から約1万2000年前頃と言われています。


表で見るとで表された農業開始時期は約1/600です。

人間の歴史が1メートル幅なら
......
(・ω・)ええと
農業開始は約1.9センチです。
 
一般庶民も潤沢に白米が食べられるようになったのは、江戸時代以降。せいぜい300年、表でも表せない程つい最近の事。
 
長い間、農業が安定するまで、人間は他の動物と同じように季節に採れる自然の恵みを、自分の体を使って活動し、採集し、積極的に摂取していたと考えられます。
 
(前にTVの無人島サバイバル企画で専門家が「炭水化物の採取が1番難しい」と言って、無人島に出かける前にオニギリ食い溜めしていたので、コレも地域・時期的な採集内容の偏りの参考になりますね)
 
そして、その時使うより多い分は、速やかに脂肪で蓄え、その後の飢え(冬)に備えました。
他の動物とそんなに変わりません。

人間は冬眠する手段をとらず、生き延びる生活を何百万年も強いられてきたのだと思います。

 
 
インスリンはその季節の一時的な収穫期、
大量に入ってくる糖質を、血糖値を上げ過ぎないようにコントロールしながら効率よく脂肪として蓄えるために大活躍。
 
冬に体が動かなければ、エネルギーをなるべく長持ちさせるべく脂質の消費を抑えようとする。

という解釈ができます。
 
そして
血糖値を下げるホルモンが1つしかないのは
1年中続く様々な身体的な危機
とは違って
上がる状況が
一時的な事だったから単体でも対応できた
という解釈もできます。

インスリンの血糖抑制機能脂肪貯蓄機能

ほぼ同じ状況で使われるのなら、2つは同系の機能として捉える事もでき、発生も同時期だったかも知れません。

同時の反応で行う方が効率が良いし、理に適ってるから。

ゆえにインスリンとは
人間が、

それはそれは長い間、人間になるより遥かに昔から「飢餓」と戦って生き残ってきたという証拠なんじゃないかと思う訳です。
 
ぶっちゃけ生命は「飢餓」が本質と言ってもいいくらい。
 
2型糖尿病が増え、膵β細胞が悲鳴を上げ始めたのは、最近この世界に様々な栄養が満ち溢れてきたのに
 
「600万年生き残れた優秀な飢餓対策機能」
が簡単にOFFに出来ないから。

そんな側面もあるのではないかと思います。
 
そこからもう少し考えれば
農業開始から1万2千年後の現在。
今はある意味栄養に満ちた世界。
 
 
もしこの先も、この世界が続けば、ひょっとして人間の体は環境に適応すべくインスリンを補佐する新しいホルモンを作り出すかも知れません。
 
あと1万年くらいあればいけるかも。
今のうちに命名しちゃうか?
「スパスリン」とか。

(・ω・)ハー
夜中は妄想が膨らみますねW
え、もう夜中じゃないの?

(ω)それでは!
#外が明るくなってきて慌てている

 
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